NY最後の夜

16日水曜日。
木曜日の昼の便で帰るので、ついに実質最終日!

また必ずここに来る、という気持ちが強くてもはや確信に近かったので
もう焦って観光しようという気分でもなく、
ただおみやげを買いきれていなかったので結局ショッピング歩き回る。
どしゃぶりのマンハッタン。

夜は、今回の旅の締めにふさわしい、Meshell Ndegeocelloのライブ!

チェルシーにあるHiro ball roomという和風なライブハウス。

メインフロアは大体代官山LOOPくらいの規模で、スタンディングでミシェルを観れる!

わーお


2~3年前に来日してビルボードで観たときは一切MCなしで黙々と演奏してましたが、
とってもリラックスしてました。笑いをとったりするんだね!w
最近でた新譜をまだ聴いてなかったのだけど、今度のアルバムはUKぽい雰囲気?が
混ざってるかんじで新鮮でした。
グルーヴはもちろん、美しい新曲もたくさんあったし、
あの「Faithful」も聴けて大満足◎ 

ちなみにこっちではみんなライブ中もばんばんiPhoneとかで写真やムービー
撮っちゃってますが、ミシェルは病気でフラッシュがだめなんだそうです。

終わったあと、同じく観にきていた徳永氏の友達のきよしくんと三人でごはん。


NY最後のディナーなのでちょっと豪華にお寿司。お店の名は「SUSHI SAMBA」笑



酢飯じゃないし、もはやお寿司??って感じだけど美味しかった♡

そのままだらだらと深夜まで三人でだべる。
NYにいるのに、まるで日本でファミレスで過ごした学生時代みたいな
おかしな、いとおしい夜でした。




アメリカに行くことは、ほとんど思いつきで決めたようなものでした。
たぶん、ほんの3ヶ月くらい前のことです。

何年間も、行きたいなあと思っていたけど、ずっとそこで止まってしまっていたのです。

私はすごく恵まれた環境にあると思っています。
こんな私を助けてくれる人、支えてくれるひと、愛してくれるひと
音楽を続けることを許してくれる環境があります。
こんなに恵まれた人間が弱音なんて吐いてるのはトコトン根性がないからだ、
だめだめ、と常々思っていましたが
大きな出来事が起きた今年は
余計に自分の心の弱さも見えて、心が閉塞感におおわれました。
閉塞感はみんなきっと少なからず感じてるはず。
何もしてない私がそんなことを書くのはおこがましいかと思うし、
自分のことばかり考えていてはいけない時代に、
不安や恐れがより一層自分を不自由にしている、
これは
風穴を開けなくちゃ、と思った。


これは「逃避行」だろうか、

いや
「拡張」だったと、思う。

私達はどこにでもいける、
どこにいってもいい、
いまいる場所が呼吸がしにくいならば
呼吸がしやすい場所を探せばいい、
そう思うだけでもいい。



これから
誰と、どこで、どう生きて行こうか。
これをじっくり考えることから、
小さなことから大きなことまで
今の自分と、世界と、向き合い始めることができる気がして。


今回の旅を応援してくれた人、許してくれた人、背中を押してくれた人、
心配してくれた人、いってらっしゃいといってくれたすべての人、
旅先で出会ってくれたすべての人、
美しい場所をみせてくれた人、共に時間を過ごしてくれた人、
また会おうねと言ってくれた人、
待っててくれる人、おかえりなさいと言ってくれる人、
離れていても近くにいてもずっと大切な人、
ありがとう。

あまりに良い旅をしてきてしまったので、
これから自分がその分ちゃんと成長していけるのか
ハードル高くてちょっとびびってますけど、笑
とにかく、たくさんのものをもらってきました。



以下に、私の好きな小説の、好きな箇所を引用します。
この本を読んだのは大分前だけど、今この言葉はまた違った、
以前よりもやさしい響きを、私の心に与えてくれています。


『新しいところに行っても、そこは自分の世界の最果てなのだ』

『自分を取り巻く世界は今、自分自身と同化し、
自分の生きることそのものが広やかな世界となった』

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