Feb 13 : Second Show@Goodbye Blue Monday

今回のツアーはあまりに急に決めてしまったため、ほとんどのお店の枠が埋まっていて、奇跡的にブッキング出来たのが二本、連日になってしまいました。

前回も出演したブルックリンのはずれのGood bye Blue Monday。ちょっと独特なライブハウス。前回はポエトリーリーディングと対バンだったし、今回の出演者も”Westchester stab wounds”(ウェストチェスターの刺された傷)とかすごいバンド名。ちなみにかわいい女の子3人組でした。

今日はドラムのAlexとキーボードのChezも参加でついにフルバンド!
日本のライブでは、昼からお店に入ってサウンドチェックして本番まで長いんだけど、こっちは本番直前にくればOK。しかしギタリストJTが本番になっても来ず、来るまで10分待ってからスタート。笑 日本ってきっちりしてるよなーとしばしば実感させられる。

ライブは最高だった!みんなリハーサル以上に良くて、間違ったり粗はあるんだけど、ものすごく音楽的だった。同じステージに立っててワクワクして踊りだしそうで冷静に歌えなかった。
メンバーもみんないい顔してた!

Chezは「名前のない月」を気に入ってくれて、キーボードソロは最高にクールだった!Alexはグルーヴしてるだけじゃなく、曲の緩急をちゃんとわかってて、行きたいところへちゃんと向かわせてくれる。CDの「upside down 」で叩き方がモータウンぽくなるとこを再現してくれてたから顔見合わせて笑いあった。JT は私の曲はいろんなアレンジで飽きないし、どの曲もルーツが近いから入りやすいと言ってくれて、彼はシンガーソングライターだから、作曲の話も色々できた。みんな人間的にも魅力的な素晴らしい仲間。
そしてベース徳永賢二は前回より確実にパワーアップしていて、やっぱり彼と演奏するのは最高に楽しく、彼の存在は私の自慢。彼を誇りに思う。素晴らしい機会を与えてくれて、心から感謝。
(Alex,    JT,    Kei,      Kenji,     Chez)

日本でも、まったく実績のない私と見合わないような素晴らしいミュージシャンと共演させてもらってる。とても尊敬してる。だからどちらが優れてるとかそういう話ではまったくなくて。
ただ私はアメリカの音楽が好きで、ずっと聴いてきたから。音楽はやっぱり暮らしに根づいてて、言語や生きてきた場所・環境、人生が与えるフィーリング、なまりのようなものは確実にある。幼い頃から教会で演奏してきたAlex や、Chezの楽器の歌い方。
私の作る楽曲、とくにソロになってからの曲の、頭の中で描いてたフィーリングが彼らとの演奏で叶った。

Alexが次の日メールくれた。
"Thank you so much for letting me be apart of your show."
(君のショーの一部にしてくれてありがとう)
素敵な表現だね。
Thank you so much for being a part of my music !! だよ。

自分の目指す音を創ると同時に、それを超えて、まず自分自身が驚いて感動していたい。
"これもいいね" じゃなくて"これがいい" と思えるところまで。
誰かが聴いて喜んで欲しい気持ちがあるから、一人よがりではいけないと思うし、自分では気付かない自分のよいところがあるのも確か。
だからというわけじゃないけれど、これも素晴らしいね、っていう考え方に、いつもどこか逃げてきたかもしれない。固執して追求することの困難さから。柔軟なふりをして。でもそれは怠惰だし、誠実でないことだと思う。

自分の、憧れている音楽と、それらとの向き合い方を想った夜なのでした。

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