Hedwig & The Angry Inch

まさか本物の、John Cameron Mitchellのヘドウィグを観ることができる日がくるなんて、思いもしなかった。しかも東京で。ジョンが現れてもうすでに泣いており、後半はボロボロ号泣、物語と共に、私からもいろんなものが剥がれ落ちて裸になって行く。Hedwig & The Angry Inchは私にとって特別で、こんなに心のすべてを預けてしまうような作品は他にない。John Cameron Mitchellは私のSuper Starです。日本に来てくれてありがとう。残りの公演も全部観たい。

3年前にNYでブロードウェイ版のヘドウィグ(ジョンではなく)を観てそれも素晴らしかったけど、ジョンがすべてだった、ジョンがこの作品そのもので、その所作や言葉や息遣いひとつひとつが予定にあってもなくても、それがすべてで、存在が哲学のようなもので、最高にチャーミングで神々しかった。


中村中さんも凄かったです。大尊敬。
ブロードウェイ版も基本ヘドウィグの一人語りと音楽で進行していくので、(推測だけど、おそらくジョンの当初のオフブロードウェイや各地回っていたオリジナルも)、今回母国語で言葉が勢いそのまま入ってくるというのはやはり良いなぁ。
最近考えていたことと、このタイミングでこの作品を観ることができてよかったなと思う。
この作品の影響で、卒論を書いたのがちょうど10年前。
今も、そのときのテーマをずっと研究しながら生きている気がする。

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